今日の記事は精神科と直接には関係がないが、メンタルへルスを含め健康状態について参考になると思う。 ヒトは交感神経と副交感神経のバランスの上で体調を維持している。一般にストレスがかかると交感神経の過緊張になり、血圧上昇や頻脈を来す。この際に顆粒球は増加するが、これは顆粒球にはアドレナリン受容体があることと関係している。 ここで言うストレスとは、仕事上のストレス(多忙など)、怪我をすること、精神疾患も含まれる。統合失調症の幻覚妄想状態(幻聴が活発など)やうつ病ももちろん交感神経過緊張状態である。これらの身体環境では顆粒球優位な状態にあり、顆粒球の増加により組織障害を生じうる。組織障害とは、例えば胃潰瘍などである。 副交感神経優位な状態は、例えば風呂上がりのゆったりとした身体状況にある時にみられるが、この状況ではリンパ球優位となっている。リンパ球はアセチルコリン受容体がみられる。 ヒトは生涯にわ