フィリピンのドゥテルテ大統領は1日、新型コロナウイルス対策として実施されている移動制限への抗議活動を念頭に、「過激な行動を取れば射殺する」と警告しました。 「私からの警察と軍への指令は、射殺しても構わないということです」(フィリピン ドゥテルテ大統領) ドゥテルテ大統領は1日、記者会見を行い、政府への抗議活動が大きな混乱を招いているという見解を示したうえで、活動家らに対し、「私は射殺を命じることを躊躇しない」と、強く警告しました。 マニラ首都圏を含むルソン島全域では、先月中旬から、都市封鎖に伴う移動制限が実施されていて、1日、ケソン市では生活困窮者らが政府に食料援助などを求める大規模な抗議集会を開き、21人が逮捕されていました。ドゥテルテ大統領は、すでに軍や警察などに対し、取り締まり中に身の危険を感じた場合は、銃を使用するよう指示したということです。 フィリピンでは、1日までに2311人の