故郷に想いを馳せて 新しく出来た玄関へのアプローチの階段には、奥さんがマレーシアで購入してきた「マジョリカタイル」を埋め込みました。 そしてシンクの下に収納してある、料理の途中で一休みできる椅子を飾るのは、日本では見慣れない花柄の布。これは奥さんの母国マレーシアの伝統的なもので、「バティック」と言う ろうけつ染めした布。こちらも奥さんが帰国した際に買ってきたものを「匠」が利用しました。 カウンターの椅子の座面にも「バティック」の布があしらわれました。子ども達がこの「バティック」を見る度に、お母さんが育った国の事、そして育ててくれた両親の事を思い、その話に華が咲くでしょう。 遠く離れていても、いつも故郷の事を感じていてほしい。そんな思いから「匠」はあちこちに母国の香りを感じるものを散りばめたのでした。 空間方程式の芸術家 無駄の無い空間利用で定評のある「匠」。なんと階段の下に納戸を作っ