返済のいらない「給付型奨学金」を検討している自民党の作業部会は、給付額を月額3万円を軸に調整していますが、対象者の成績の基準などをめぐって意見がまとまっておらず、今週以降、政府与党内の調整を本格化させることにしています。 これについて、自民党の作業部会は、これまでの検討の結果、月額3万円を軸に調整するとともに、来年度・平成29年度からの実施を目指すことを確認しています。 また、対象者の成績の基準をめぐっては、高校時に5段階評定で平均4.0以上とし、再来年度以降は基準を満たしていなくても意欲のある学生には学校推薦の枠を設けるべきだという意見が出ています。 その一方で、財源の確保などとの兼ね合いからより厳しい基準を設けるべきだという声もあり、まとまっていません。 自民党の作業部会は、今週以降、公明党と合同会合を開いたうえで、来月にも制度設計を両党で政府に提言するなど、「給付型奨学金」の実施に向
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