角川ドワンゴ学園が運営する通信制高校「N高等学校」(N高)は5月22日、部員が株式投資を体験できる「N高投資部」を設立すると発表した。金融教育の一環で企業動向の読み解き方や資金運用術を伝授する狙いがあり、特別顧問には旧「村上ファンド」代表の村上世彰氏が就任。同氏が創設した「村上財団」から全部員に20万円を提供する。部員は村上氏のアドバイスを受けつつ、東京証券取引所の上場銘柄を売買しながら投資を学んでいく。 活動終了時に損失が生じた場合も部員が補填する必要はなく、残っている元本を財団に寄付するだけでよい。利益が出た場合は、元本のみ財団に寄付し、利益は部員の取り分となる。利益を得た部員は村上氏と相談した上で、さらなる投資や海外周遊など、教育的意義がある活動に資金を使っていくという。 22日の会見で村上氏は「単に株式投資をするだけではなく、もうかった時や損した時にどんな心境の変化があったか、どう