──確かに『GOD EATER』は独自の路線を進んでいたという印象はありますね。 富澤氏: それで人づてにufotableというアニメ会社を紹介してもらって、「とにかく行ってみよう」という形でお邪魔しました。そこでプロモアニメ版『GOD EATER』の企画を説明してご紹介いただいたのが平尾さんだった、というわけです。 平尾氏: もうそんな前になりますか。 富澤氏: アニメの流儀も知らなければ、コスト感もスケジュール感も分からないまま、ゲームの素材だけを持って「作りませんか」と突撃していたので最初は怒られましたね……(笑)。 ──富澤さんから見て、平尾さんの第一印象ってどんな感じだったのでしょうか。 富澤氏: その当時、平尾さんは『劇場版 空の境界::第五章 矛盾螺旋』【※】の製作をちょうど終えたころでした。初めてお会いしたとき、「もう今は、厨二的なものって求められてないと思うんですよね。」