栄養疫学者の視点から 栄養に関する研究の質は玉石混交。情報の渦に巻き込まれないために,栄養疫学を専門とする著者が「食と健康の関係」を考察します。 [第12話]アルミニウム・認知症・HPVワクチン 今村 文昭(英国ケンブリッジ大学 MRC(Medical Research Council)疫学ユニット) (前回よりつづく) アルミニウム(Al)の毒性は一世紀をさかのぼる歴史のある題材です[JAMA. 1911;LVII(10):816-21]。1970年代あたりからアルツハイマー病患者の脳へのAl蓄積が確認され,その毒性に関する仮説が今日まで諸所の注目を浴びてきました(Science. 1973[PMID:4735595])。その科学は近年,疫学の趨勢とHPVワクチンの政策とともに興味深い様相を示しています。 長期の追跡研究でもAlの摂取量とアルツハイマー病罹患率との関係を示すものもあり
摂食障害で入院した14歳のときに77日間に及ぶ不当な身体拘束を受けたとして、東京都に住む女性(24)が17日、病院を経営する法人に1056万円の損害賠償を求める裁判を東京地裁に起こした。会見した女性は「殺された方がましだと思うぐらいだった。当時から訴えたかったが、子どもだったのでできなかった。力のない子どもに、こんなひどいことをするのはやめてほしい」と語った。 弁護団によると、拘束された当事者が提訴するのは異例。訴状によると、女性は2008年5月に都内にある病院の精神科を受診。摂食障害と診断されて入院した。病室ではベッド上での安静を求められ、起き上がることも、外部との電話や面会も許されず、排泄(はいせつ)は看護師の前で簡易トイレにしなくてはならなかった。 抗議のため、点滴を抜いたところ、両手両足と肩を太いひもでベッドに縛り付けられた。栄養チューブを鼻から胃に、カテーテルを尿道に通された。排
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