南北朝鮮を隔てる軍事境界線に設置された非武装地帯(DMZ)に近い韓国・坡州で、北朝鮮側を双眼鏡でみる人(2017年11月14日撮影)。(c)AFP/JUNG Yeon-Je 【11月22日 AFP】南北朝鮮を隔てる軍事境界線を越えて韓国側に亡命し、その際に北朝鮮側の銃撃により重傷を負った北朝鮮兵が、意識を回復した。韓国メディアが21日、報じた。 聯合(Yonhap)ニュースは匿名の政府高官の話として、亡命した兵士はソウルの南にある水原(Suwon)の病院で2度にわたる大手術を受けた後、意識を回復したと伝えた。 同高官は「兵士は意識を回復し、テレビを見たいと伝えた」と説明。兵士は「心理的安らぎ」を与えるために韓国映画を見せられているという。 兵士の恐怖を和らげ、本当に韓国にいることをわからせて安心させるため、医療スタッフは病室に韓国の国旗を掲げたり、精神療法を行ったりしている。 兵士は銃撃で