日本の父親たちが育児や家事に関わる時間は、先進国の中でも最低水準ですが、そこにはいくつかの理由があることがわかっています。明治大の藤田結子准教授(社会学)による解説です。 【45歳以下の父親は、いったい何時に帰ってくるのか】 ◇長時間労働は一つの大きな理由 Aさん(30代男性)は不動産会社で働いています。妻はパートタイム勤務で、子供は4歳。Aさんは毎日残業をしていて、帰宅時間はだいたい夜10時ごろです。そのため、平日は育児・家事はまったくしません。ときどき妻とけんかになりますが、妻は仕方がないとあきらめ気味です。 関西大学の大和礼子教授らの研究によると、父親が育児・家事をする/しない理由は三つに大別できるそうです。まず、父親と母親が置かれている「状況」に左右されます。労働時間が長いことは一つの状況であり、そのほかに「母親の勤務時間が短い」「育児を手伝ってくれる祖父母が近くにいる」など
全国で入学シーズンを迎えた昨年4月。京都府内のある88歳の男性が亡くなりました。鈴木正造さん。主に京都府内の一部の小学校で導入されている、ランドセルに代わる通学カバン「ランリック」の開発者です。ランリック発売開始からもうすぐ50年。家族に残された資料から、京都発の通学カバン誕生の物語を追いました。 【フォトギャラリー】チャック開けると防空ずきんタイプもあった 京都生まれランリック ランリックは京都府向日市の学生用品販売会社「マルヤス」が製造しています。主に京都府宇治市や亀岡市、城陽市の小学校で児童の通学カバンとして採用され、現在は年間約1万個が豊岡で生産されています。 特徴はその軽さと色。ランドセルでは1キロを超える物もあるのに対し、ナイロン製のランリックは大型サイズで670グラム、特大サイズでも760グラム。標準タイプは道路標識の色に合わせて黄色と黒が使われています。 販売が始まった
車いすのまま入れるスペースや、乳幼児のおむつ交換シートなどを備えた「多機能トイレ」。バリアフリーな社会を目指して設置が進んでいるが、“目的外使用”の可能性が指摘されている。多機能トイレを利用したアダルトビデオ(AV)の存在から、カップルが室内で性行為を行っている疑いも否定しきれず、身体障害者団体がAVメーカー側に製作自粛を求める事態に発展している。モラルの在り方が問われそうだ。 ■トイレから出てきたのはカップルだった 中部地方に住む女性(50)の夫は(46)10年前、交通事故のため脳損傷を負った。高次脳機能障害と診断され、外出時は車いすを使う。排泄(はいせつ)や排尿の感覚にまひがあり、短時間に何度もトイレに行ってしまう。 しかし、身障者用のトイレがふさがっていることが珍しくない。女性が特に疑問に思うのは、出てきたのが1人でないケースだ。 「中からカップルが出てきたのを最初に見たとき
昨年大みそかの第66回NHK紅白歌合戦の平均視聴率は、午後9時から11時45分の第2部で39・2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だった。前年から3・0ポイント減で、8年ぶりの40%割れ。2部制に移行した89年以降で最低の記録となった。視聴率の記録が残る1962年以降でも歴代最低。脱マンネリを掲げて出場歌手の世代交代を進める紅白だが、演出などでマンネリが目立った。 【写真】唯一のサプライズ!?前田敦子、大島優子と並んで熱唱する高橋みなみ 午後7時15分からの第1部も34・8%で、前年から0・3ポイント減。2部の39・2%は、04年の39・3%を下回り過去最低となった。裏番組との兼ね合いや視聴方法の変化も要因にあるが、多くの音楽関係者は「脱却したはずのマンネリが別の角度から出た」と指摘する。 13年に北島三郎(79)、昨年は森進一(68)が卒業。新たに三山ひろし(35)、山内惠介(32)
ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(84)が2日、歴代最低視聴率だった「NHK紅白歌合戦」に対し、「若者とベテランが手を握り合っていけるような紅白。今年こそは、そうしていってほしい」と提言。13年の北島三郎(79)の勇退に続き、今回は48回連続出場した森進一(68)が卒業するなど、ベテランが減少する傾向に“待った”がかかるよう期待した。 【写真】ベテラン?有働アナは背中パックリのセクシードレスで頑張った 毎年、紅白歌合戦を楽しみにしている演歌好きの喜多川社長が、今年も大みそかのステージを振り返った。 「紅白は紅白。相変わらずいい。違和感はない。(出演者も)楽しくやっている」と評価しながらも、引っかかりがあった。 相次ぐベテランの卒業だ。北島が有終の美を飾った一昨年は「味があった」と語り、北島不在の14年は「寂しい」と感想を口にした喜多川社長は、「おふくろさん」を絶唱した50年来の仲
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