◇交流戦 ソフトバンク2―3阪神(2016年6月17日 甲子園) 異様な幕切れだった。福留のサヨナラ打に沸く阪神ベンチを横目に、ソフトバンク・工藤監督は審判団にリプレー検証を要求。サファテを除くナインがグラウンドで結果を待っている間、阪神ファンから「帰れコール」が起こり、球場は騒然とした雰囲気に包まれた。 【写真】福留のサヨナラ打について審判と話す工藤監督 「コリジョンは捕手だけのものじゃない。走者がどの位置を走ったとかもあるから」 工藤監督が抗議したのも当然だった。9回2死二塁から福留に左前に運ばれた。中村晃からのホーム送球はタイミング的にはアウト。しかし、鶴岡が「コリジョン(衝突)ルール」が適用されるのを念頭に、やや三塁側で捕球したことで追いタッチになってしまった。リプレー検証の結果、セーフの判定は覆らず、鶴岡は「おとといのこともあるので立ち位置に迷った。もう少し前に出てタッチす