安倍総理大臣は日本時間の29日夕方、プーチン大統領とモスクワで会談し、北方領土問題を巡って、これまでに採択されたすべての諸文書及び諸合意に基づいて交渉を進め、双方に受け入れ可能な形で最終的に解決することで平和条約を締結するという決意を表明したなどとした共同声明を発表しました。安倍総理大臣は会談のあとの記者会見で、平和条約交渉を再スタートさせることで合意したことは大きな成果だと強調したうえで、「日ロ間の最大の懸案であるこの問題に直接取り組み、解決に全力を挙げる所存だ」と述べました。 日本の総理大臣として10年ぶりにロシアを公式訪問している安倍総理大臣は、日本時間の29日夕方、プーチン大統領とクレムリンで3時間余り会談しました。 会談のあと日ロ両首脳はそろって記者会見し、共同声明を発表しました。 共同声明では、北方領土問題について、「両首脳は、第2次世界大戦後67年を経て、日ロ間で平和条約が締