【AFP=時事】ウイスキーは水を数滴垂らすと味わいが増すことは、大半の専門家が同意している。バランスのとれたブレンドもスモーキーなものも、タバコやレザーの香りが強いものもだ。だが知りたいのはその理由だ。スウェーデンの生化学者らは17日、水を加えると味が良くなるのは、グラスに注がれたウイスキーの表面に香りをもたらす物質の微妙な相互作用にあるとする研究論文を発表した。 【写真】1878年製造のスコッチウイスキー「マッカラン」 例えば、英スコットランド(Scotland)のアイラ(Islay)島で作られるウイスキーに特有なスモーキーなフレーバーは、フェノールという化合物、なかでもグアヤコールによるものだ。 スウェーデン・カルマル(Kalmar)のリンネ大学(Linnaeus University)のビョルン・カールソン(Bjorn Karlsson)氏とラン・フリードマン(Ran Fried