米国有力シンクタンクの「ワールドウォッチ研究所 ( Worldwatch Institute ) 」 によると、環境問題が世界経済を動かし始めたという。 同研究所発行の「地球白書2008」の著者は、なぜ、気候変動の難局は乗り越えられると楽観視しているのか。ワールドウォッチ研究所の所長クリストファー・フレイヴィン氏が語る。 253ページに及ぶ「地球白書2008」は、企業、政府、非政府組織 ( NGO ) が「世界最初の持続可能な経済を構築している」と告げている。スイスでは、複数のコミュニティが進むべき方向性を示し、企業がその流れに乗り始めている。 気候に関する国連最高機関、気候変動に関する政府間パネル ( IPCC ) の予測を踏まえて作成された環境政策文書から、一般に悲観的な先行きを描いてしまうが、全く対照的なのがワールドウォッチ研究所の調査結果だ。 swissinfo : 地球白書200