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2012年4月3日のブックマーク (3件)

  • アメリカで「病児保育」が社会問題にならない理由とは?

    まず、現在の日社会では病児保育の問題は非常に深刻であり、この問題を解消するために病児保育を引き受けるNGO団体が活動を始めています。その多くは私の知る限り良心的なものが多いようで、例えば病児保育を担う一方で働き方の改善を提言したりする団体の努力などには注目をすべきだと思います。 それ以前の問題として、日の現状において病児保育の問題、つまり「休めない、早く帰れない時に子供が熱を出したら大変」という問題を抱えている家族を批判はできません。社会的な条件、生き方の前提が異なる「専業主婦カルチャー」を前提にして「子供が病気なのに人に預けるのはかわいそう」という非難をすることは間違っていると思います。 ちなみに、アメリカにも「病児保育問題」が全くないわけではありません。特にシングルペアレントの場合、子供が突発的に熱を出して学校の保健室に引き取りに行かねばならないケースなどでは、実際に困っている人が

    ikegai
    ikegai 2012/04/03
    こちらも労働関連の興味深い話題。やはり実質的制度比較のカギは「法の実現における私人の役割」の違い、あるいは山岸先生のいう「安心社会と信頼社会」の違いなんだろうか?「アメリカで「病児保育」が社会問題にな
  • アメリカの外食産業に過労死がない理由とは?

    大前提として客も店も細かいことはゴチャゴチャ言わないし、とりわけ中堅以下の企業化されたファミレス系やファーストフード系に至っては、サービスの水準はかなり低いという問題があるわけです。その点では、日とは全く別世界で比較の対象にはならないのですが、個別の問題では参考になる点もあると考えて箇条書きにしてみました。 (1)役割分担がハッキリしています。例えば、注文を取るのは「サーバー」、最初に接客して客をテーブルに誘導するのは「ディスパッチャー」などという「専任」ですし、料理を運んだり皿を下げる専門の「アシスタント」など接客だけでも細かく分かれています。厨房の中も役割分担が明確です。 (2)職務内容は契約書で明確になっています。ですからコストカットのために、ある仕事を他の人間にカバーさせるなどということは不可能です。また契約に書いてあることは双方が履行しなくてはなりません。野球の井川慶選手がヤン

    ikegai
    ikegai 2012/04/03
    新自由主義的で労働者切捨と思われがちな?米国労働事情の一片。労働法・労組という(主に大企業官公庁向の)フォーマル制度と、仕事意識というインフォーマル制度。どんな比較制度分析があるのか気になる。「アメリ
  • Amazon.co.jp: The Failure of Judges and the Rise of Regulators (Walras-Pareto Lectures): Shleifer, Andrei: 本

    Amazon.co.jp: The Failure of Judges and the Rise of Regulators (Walras-Pareto Lectures): Shleifer, Andrei: 本
    ikegai
    ikegai 2012/04/03
    Andrei Shleiferの新刊『裁判官(司法)の失敗と規制の勃興』ざざっと読了。世界で高く評価された自らの議論を徹底的な疑いの目で見る、アメリカ一流の尊敬すべき議論。僕も司法政策は早いとこ手を出さなければなのだーー。