世界中のクリエイティブ・コモンズ (以下、CC)のリーダーを一堂に会した国際会議「iCommons Summit(以下、アイサミット)」が7月29日から8月1日の4日間、北海道・札幌市で開催された。著作権、IT、クリエイティブ、経済などの異なる分野の識者が、より創造的な社会とインターネットのオープンな情報共有のあり方について語り合う、アジアで初めてのアイサミットである。ボストン(アメリカ)、リオデジャネイロ(ブラジル)、ドブロブニク(クロアチア)に続いて、アイサミットは今回で4回目となる。 札幌市は、クリエイティブ・シティとして注目を集め、現在人口約189万人。全国5番目の人口を有する政令指定都市としては日本最北である。“札幌”という名前の由来は、市内に流れる豊平川をアイヌ語で、乾いたや大きいを意味する「サッ・ポロ」、あるいは湿原が広い川を意味する「サリ・ポロ・ペッ」からきているらしい。大