金正恩政権になってから、北朝鮮の核ミサイルの開発における実験回数が大幅に増加しており、弾道ミサイルの方は射程距離が大幅に増加し*1、核爆弾の方は160Kトンの爆発規模に到達している事が確認された。核ミサイルとしての技術的課題はまだ残されていると考えられるものの*2、このまま行けば数ヶ月から数年といった近い将来、実戦配備されることはほぼ確実と見られている。 1. 核兵器開発は規程路線 既定路線を歩んでいるのは間違いない。北朝鮮の核兵器開発は1950年代から始まっており、1990年代に具体的な開発が開始され、1994年6月にクリントン政権が空爆を検討したことは良く知られている。その後、周辺国は援助などと引き換えに核兵器開発を断念させる事を画策したが、失敗。2003年に核拡散防止条約(NPT)即時脱退を表明。2006年10月に、最初の地下核実験が観測された。 2. 米韓への抑止力は足りている さ
![北朝鮮の核兵器開発は中国離れのため](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a4d5506180cb5e571ff68ca5d587e79f18f1a302/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2F2.bp.blogspot.com%2F-HYv6MnRB67o%2FWbINe4h1cMI%2FAAAAAAAAOsI%2FaFO0wCv0yXIRF14Dg-T1UDsnXOsOXr22gCLcBGAs%2Fw1200-h630-p-k-no-nu%2FChina%252BNorth%252BKorea.jpg)