世界最多のイスラム教徒が住むインドネシアで、ジャカルタの映画制作会社が日本のアダルトビデオ(AV)女優、小沢マリアさん主演のコメディー映画の制作を計画、イスラム強硬派が反対デモを行うなど物議をかもしている。 情報通信相は「問題を起こしかねない行動は避けるよう関係者に求める」と女優交代を要請。一方、同社には制作を求めるメールが殺到し、宗教相も「ポルノ映画でない限り、問題ない」と語るなど政府や国民を巻き込んだ議論に発展した。 小沢さんはインドネシアの海賊版DVDで人気が高く「ミヤビ」というニックネームの有名人だ。映画のタイトルは「ミヤビ誘拐」で、ファンの男子高校生らが誘拐犯と誤解され、ドタバタ劇を繰り広げる内容。同国の著名ブロガーが脚本を担当した。(共同)