川崎市や隣の東京都大田区はホームレスが多い事でもとても有名だが、実は寿町や山谷と同じような「ドヤ街」が存在することをあまり知られていない。それは川崎駅の隣、京急八丁畷駅近くに位置している。 京急八丁畷駅を降りた北側、東京への人口一極集中を受けて川崎市内であるこの街にも次々新しい高層マンションが建設されて風景が一変してしまっているが、東側に目をやると何やら怪しげな建物が視界に入る。あれが「日進町」の簡易宿泊所の一つである。 このドヤ街はこれまで見てきた「西成釜ヶ崎」や「山谷」、「寿町」と比べても明らかに違う特徴がある。ドヤが周囲のマンション開発でどんどん追いやられている様子を見られることだ。日進町はとても狭い範囲に30軒程度のドヤが密集し営業を続けているが、中には高層マンションが目の前にそびえるドヤもあって、見た目に奇妙である。 日進町界隈では、寿町のように労務者風のオッチャンがそちらこちら