cakesは2022年8月31日に終了いたしました。 10年間の長きにわたり、ご愛読ありがとうございました。 2022年9月1日
ウエルベックの『ある島の可能性』が文庫で出るらしい。 ある島の可能性 (河出文庫) 作者: ミシェル・ウエルベック,中村佳子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2016/01/07メディア: 文庫この商品を含むブログを見る 『ある島の可能性』は、自分が読んだすべての本の中でベストの本。っていっても、大した量読んできたわけじゃないけど。でも、ベストの本を挙げるっていって、この本以外を挙げるということは、自分には全く考えられない。 パスカルは『パンセ』で、 「人間の不幸というものは、みなただ一つのこと、すなわち、部屋の中に静かに休んでいられないことから起こるのだということである」 と書いてるけど、『ある島の可能性』は、このパスカルの言葉を直観的に真理だと思ってしまう人のための本だと思う。なぜなら、この小説はパスカルの理想ーー部屋で静かにじっとしていることーーを大真面目に実践することで幸福
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く