8月22日、リビア反体制派の拠点ベンガジでは、首都トリポリへの進攻に数千人が歓喜した。写真はベンガジ市民らが集まる広場に上がる花火(2011年 ロイター/Esam Al-Fetori) [トリポリ 22日 ロイター] 内戦が続くリビアの反体制派が22日早朝、首都トリポリ中心部の「緑の広場」に進攻。カダフィ政府軍が抵抗する動きはほとんど見られず、反体制派拠点の東部ベンガジでは、数千人が首都進攻に歓喜した。 ベンガジの住民らは、反体制派の赤、黒、緑の旗を振り、カダフィ大佐の写真を踏みつけるなどして喜びを表現。上空には祝砲の銃声がとどろき、通りには車のクラクションが鳴り響いた。「終わった」と叫びながら、ビルから飛び出してくる男性の姿もあった。 英コンサルティング会社メープルクロフトの中東アナリスト、アンソニー・スキナー氏は、「終焉(しゅうえん)に近付いているように見える。ただ、まだ問題は多く残さ