イギリスを国賓として訪問している中国の習近平国家主席は、キャメロン首相と会談し、イギリスの原子力発電所の建設計画に中国側が出資することで合意するなど、両国間で合わせておよそ7兆4000億円の契約が結ばれました。 会談では、イギリス政府が南西部のヒンクリーポイントでフランスの企業と進めている原子力発電所の建設計画に、中国側が、日本円でおよそ1兆円を出資し、33.5%の株式を取得することで合意しました。 また中国側は、ほかの2つの原発の建設計画にも出資し、このうちの1つでは3分の2の株式を取得して経営権を握り、中国の技術をベースにした原子炉の導入を目指します。 さらに航空機のエンジンや船舶などの製造業、中国での病院の建設といった医療部門などでも契約が結ばれ、今回の首脳会談に合わせて締結された契約は、総額およそ7兆4000億円に上りました。 また、中国の通貨・人民元の取り引きを拡大するため、中国