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ブックマーク / www1.odn.ne.jp (3)

  • NHKスペシャル「ワーキングプアIII 解決への道」の感想

    NHKスペシャル「ワーキングプアIII 解決への道」の感想 ※NHKスペシャル「ワーキングプア 働いても働いても豊かになれない」の感想こはちら ※NHKスペシャル「ワーキングプア 努力すれば抜け出せますか」の感想こはちら 07年12月15日放映のNHKスペシャル「ワーキングプアIII 解決への道」を見た。「海外のワーキングプアについて報道するらしい」という話を聞いていたから、「ああ、日の話はだいたいやっちゃったので、『海外でも広がっていますよ』『海外ではこうしてますよ』みたいなやつかな」というヌルい想像をしていたのだが、「ワーキングプアI」と「II」をつくったスタッフの力を甘くみすぎていた。 そのような、学生のレポートみてえなボケた一般論ではなかった。 日のワーキングプア問題がいきつく先が予想や推測の中ではなく、すでに「海外」という現実の中に存在しているということ、そして、日のワーキ

    ikoishy
    ikoishy 2013/01/10
    貧困の根本的解決も可能である。後半部分参照。
  • 宮崎駿「千と千尋の神隠し」評論

    『千と千尋の神隠し』を見て 1. なつかしい風景 私はテレビの「笑点」を見ると泣き出す子どもだった。 「ほれ、ケイ(私の名)が泣くぞ。早よ、消せ」 親が大騒ぎして消した。 「笑点」が怖かったのではない。「笑点」のオープニングのアニメが怖かったのだ。あのオープニングでは、歌丸やら菊蔵やらこん平やらが、いささかリアルな似顔のアニメになって登場する。それが怖かった(とくに小円遊の顔が怖かった)。 なぜか。 私の親せきの家は、古びた家で、その家に遊びにいくたびに、怖かったものがある。柱にかかった、恵比須と大黒の顔だ。木彫りの黒い顔が、にっこり笑っている。 湿った、薄暗いなかに、その笑っている顔がぼんやりと浮かんでいる。いまでも、その恐ろしさを、湿気とともに思い出すことができる。能面もそうだが、日の仮面の顔というのは、笑っていればいるほど怖い。生きているようでもあり、そのくせ心が読めないような不気

  • 三好徹『チェ・ゲバラ伝』

    三好徹『チェ・ゲバラ伝』 「ゲバラ」という非日常、「日」という日常 週刊誌「SPA!」で、911事件直後、ビンラディンに賞金がかけられたこともあって、「ビンラディンが日暮里に潜伏していたとしたらどこに通報したらいいのか」、という記事が載ったことがある。 この記事が何となく可笑しいのは、「ビンラディン」という国際的な非日常と、「日暮里」というあまりに日的な日常がセットになっていることである。 ぼくはしりあがり寿の『ゲバラちえ子の革命的日常』について「しんぶん赤旗」で書いたとき、「キューバ革命の英雄チェ・ゲバラはゲリラ戦に生き、僕らの日常とは縁遠い生涯を送ったイメージがある」と冒頭に記した。 しりあがりは、自著『表現したい人のためのマンガ入門』(講談社現代新書)のなかで、笑いについて考察し、ベタなギャグとシュールなギャグにわけ、配置した要素の「関係性の距離」の違いだと論じたことがある。 「

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