近年、食の問題や関心から食材にこだわる時代。 身近な地域で生産されたものをその地域で食べる「地産地消」という考え方は、健康的な食生活や食文化、環境保全においても重要な役割を果たします。 旅行などでその土地に行き、その地域の気候や風土で育った食材のお料理は、新鮮で格別に美味しく、その土地のパワーをもらった感じがします。 海山川に囲まれ自然豊かな豊岡市は、丹波・丹後・但馬の食材が集まる恵まれた地域。 そんな地域で育つ畜産物も良質で評判が高く知られています。今回は豊岡でよく食べられる豊富な食材の中から、ブランド肉といわれるメイン食材をご紹介します。 但馬牛(たじまうし) 今や世界に名高い最高級和牛『但馬牛』ですが、実は有名なブランド肉「神戸牛」「松阪牛」「近江牛」のルーツとなる品種です。 但馬の険しい渓谷の地形に適した体は小型で身の締まった体型をしています。 柔らかい赤身に細かい脂のサシが入った