7月は紅花の季節。一大産地の山形では、6月下旬から8月初旬にかけて紅花摘みが行われます。 この紅花から生まれたのが日本伝統のコスメ、「紅」。 高畑勲監督の作品「おもひでぽろぽろ」にもエピソードが登場するので、ご存知の方も多いかもしれません。 ですが、実際に完成した紅が、こんな姿をしているのをご存知でしょうか? まばゆいような緑色! 一体、赤やオレンジのイメージがある紅花からどうしてこんな色が生まれ、そして唇を紅く染めるのでしょう? 今日は不思議な「紅」の魅力に迫ります。 (※関連記事) ・日本最古の絵の具店が作る、爪に優しいネイル ・髪を綺麗にする京つげ櫛は、独自の「カラクリ」と職人の技で作られる 伊勢半本店 紅ミュージアムへ 訪れたのは東京・南青山にある「伊勢半本店 紅ミュージアム」。 運営するのは日本で唯一、江戸期より「紅」づくりを続ける株式会社 伊勢半本店さんです。 館内には実際の紅