2014-01-31 「蛇にピアス」は、優しい映画です。 タイトルの一行を書いてしまったら、 もう、それでなんだか、満足しました。 「ぜんぶ言えた」と感じたからだと思います。 だけどもう少し、言葉で整理しつつ、振り返ってみます。 「蛇にピアス」という映画について、 まず一番に解決しなきゃいけないのは「過激なシーン」のことです。 単純粗暴にセンセーショナルをふりまわし、 観衆をK.O.しにいくような映画では、決してないのです。 この映画には、「よわい生き物としての人間」が描かれています。 登場人物たちは、皆、じぶんの弱さを持っています。 刺々しい金属のピアスや、スネークタン、全身の刺青などの描写、 「撲殺」「SMプレイ」や「人体改造」などの、”過激”という印象を誘うシーンはみな、 「よわい部分」をかばうための「力」の象徴です。 その証拠に、アマもシバも、「能動的な暴力」は奮いませんでした。
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