12月12日、大阪・長居第二陸上競技場でJリーグ合同トライアウトが行われた。 雨の中、107人の選手、181人のスカウト陣が集まり、新天地を探すための激しい戦いが行われた。 だが、この日は参加者が多く、ほとんどの選手の出場時間はわずか25分。例年、45分はあった出場時間は大幅に削られることとなった。 そのあおりを一番食らったのがGKだろう。GKの参加者は過去最多の12人。12チームに分かれてゲームが行われただけに、GKさえも出場時間は25分に絞られることとなった。 短い時間で持ち味を出しにくいポジションなだけに酷な状況であった。 今回の参加者で最年長であり、自身6度目のトライアウト参加のGK高橋範夫選手(徳島)にその話を振ると意外な答えが返ってきた。 「たしかにアピールできる時間が少なかったのも事実ですが、それよりもこれだけの数のGKが戦力外通告を受けているということにショックを