「ソニーの電子書籍の歴史は1990年のデータディスクマンDD-1から始まっている。2004年にLIBRIe、2006年以降米国でReaderを展開し、急激に成長した。LIBRIeがあったからこそ今がある」と野口氏 Sony Readerは、米国をはじめ13カ国ですでに市場投入されており、日本は14番目となる。発表会の壇上に立った米Sonyのシニアバイスプレジデントを務める野口不二夫氏は、「ソニーはこれまで、音楽、映画、ゲームと数多くのエンターテインメントビジネスを展開してきた。そして第4の領域である『ブック』を日本でも展開したい」とし、再びかじを切り始めた電子書籍ビジネスへの意気込みを語った。 野口氏は、「電子書籍ビジネスをしていると、3つの質問がよく寄せられる」と話し、それぞれの質問について反証した。1つ目は、「電子書籍により紙出版のビジネスはどうなるか」というもの。この問いに対し野口氏