いまや定番の人気ジャンルとなったライトノベル。そのレーベルは多岐にわたり、毎月の新刊発行数もかなりの数になるという。そんななかで、読者がこれ! と決めた上半期1位が決定した。『ダ・ヴィンチ』7月号では、2013年上半期最もおもしろかった本を決める「2013上半期BOOK OF THE YEAR」をジャンルごとに発表(※)。本読み読者と全国の書店員が選んだTOP10を発表している。 ――ライトノベルの分野では、アニメ化作品がめざましい躍進を遂げた。トップ10の中では、半数を占める5タイトルが過去1年以内にアニメ化を実現。『バカとテストと召喚獣』『とある魔術の禁書目録』もそれ以前にアニメ化されており、当時の勢いが衰えぬままランキング入りを果たした。 各レーベルがこぞって新人賞を設け、新たな才能の発掘に余念がないのもライトノベルの特徴だ。『竜殺しの過ごす日々』は、主婦の友社の新レーベル「ヒーロー
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