かつて日本は台湾を植民地として支配していた―。学校でこのように習った方も多いのではないでしょうか。しかしこれに異を唱えるのは、台湾出身の評論家・黄文雄さん。メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』で開始された新連載で、「歪められ、貶められ続けてきた日本の過去を修正する」とし、日台の「真の歴史」を綴っています。 日本人がつくった台湾 第1回 台湾は日本の植民地だったのか 戦後、日本帝国時代の台湾、朝鮮、満州は「三大植民地」と見なされ、植民地ゆえの搾取、虐殺が日本軍によって行われたとされてきた。さらに日本嫌いの進歩的日本人や中国人のなかには、琉球(沖縄)や北海道まで日本の「内国植民地」だと主張する者までいる。 しかし、朝鮮は日韓(朝)両国の「同君合邦国家」であり、近代国民国家形成史から見ても日本の植民地ではないことは史実である。さらに満州国の成立は、国際連盟で中国か