廃車寸前の鉄道車両、ハイブリッド車に 2007年10月28日 JR北海道は、軽量で環境に優しく、開発コストも節約できる新型のハイブリッド車両を開発したと発表した。「軽い、小さい、安い」が特徴。ハイブリッド装置はすでに営業を始めたJR東日本のハイブリッド車両のほぼ半分の大きさで、廃車寸前の気動車を改造してハイブリッド化できるのが利点だ。 JR北海道が開発した新型ハイブリッド車両。廃車寸前の気動車を改造し使えるのが魅力=札幌市東区で JR北海道は約1000両の車両を持つが、その半分が電車に比べ騒音が大きいディーゼル車両。同社は試験車両での走行試験を重ね、実際に客を乗せて走行できるハイブリッドの試作車を3年後をめどに作り、実用化を目指す。北海道新幹線の新函館開業をにらみ新函館〜札幌間の特急列車のハイブリッド化も念頭に置いているという。 ハイブリッド車両はエンジンとモーターという二つの動力源を持つ