仕事帰りの電車に乗るとき、ドア際に立つのが好きです。 出発を待っている電車での楽しみと言えばドア閉めフェイントの鑑賞。車掌の腕と個性の見せ所です。 そこで、いろいろな路線のドア閉めを見てまわってきました。 (萩原 雅紀) 「ドア閉めフェイント」とは 上の説明では意味不明だと思うので、もう少し詳しく解説します。 私鉄のターミナル駅で線路の両側にホームがある場合、到着した列車はまず降車側のドアを開けて乗客を降ろし、続いて乗車側のドアを開けてホームの客を乗せますよね。このあと出発する前にまず降車側のドアを閉めるわけですが、その時にドア際に立っている乗客への注意喚起からか、プシュ、プシュ、と何回かドアを閉めるフェイントをかけることがあります。 あれを技と美しさの観点から各社見比べてみよう、というわけです。 今回は都内のターミナル駅をまわって、各社の「ドア閉めフェイント」を見てくることにしました。