■五稜郭―木古内間の並行在来線 ■道、バス転換提案へ 北海道新幹線の函館延伸に伴い、JR北海道から経営分離される江差線五稜郭―木古内間(37・8キロ)について、道は27日、全線をバスの路線に転換することを、沿線自治体に提案する方針を固めた。31日に函館市で開かれる沿線3市町(函館、北斗、木古内)の協議会で提案する予定だ。 新幹線が新函館まで延伸された場合、並行している在来線はJRから経営分離され、道や自治体がその後の運営方法を決める。道は5月、経営分離される2015年から30年間の道と地元自治体の負担額について、全線での鉄道維持やバス路線化まで五つの方式で試算し、公表した。全線鉄道維持の場合は69億5千万円、一部バス路線化は73億1千万〜76億5千万円で、全線バス路線化が最も負担額が小さい15億9千万円としていた。道はこの試算を考慮して、全線バス路線化が最適と判断したとみられる。