東急電鉄(東京都渋谷区)は13日、東横線(渋谷−横浜駅、24・2キロ)から引退する8000系車両のさよなら運転を行った。長年主軸として活躍した労をねぎらうため、現場の運転士らが中心となって計画。始発の渋谷駅などに詰め掛けた大勢の鉄道ファンとともに別れを惜しんだ。 8000系は昭和44年11月、同社初となる全長20メートルの大型車両として登場。省エネルギー性を向上させた界磁チョッパ制御装置や、1つのレバーで加速とブレーキを操作できるワンハンドルマスコンを導入した最新鋭車両だった。 元住吉電車区の宇治川武夫区長は「従来は技術と体で覚えた経験が必要だったが、デジタル化した8000系の登場で運転が短期間で習得できるようになった。40年近くも主軸として走った車両はほかになく、思い入れも強い」と話す。 さよなら運転は電車区、車掌区、検車区でつくる元住吉三区会の発案で実現。中心となった運転士の稲葉孝二さ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く