JR東日本は7日、平成24年春から常磐線に新型特急E657系を導入すると発表した。だが、全列車が上野−いわき間の運行。上野−仙台間の直通特急(下り3本、上り4本)は全廃される。いわき以北にも新たに特急が走るが、上野方面へはいわき駅で同ホームでの乗り換えが必要になる。 JRによると、新型車両は導入から21年を経た現在の「スーパーひたち」に替わるもの。所要時間は変わらないが、揺れの軽減やインターネット利用など快適性が高まる。一方、いわき−仙台間は「フレッシュひたち」として運行している車両にブルーの「浜街道カラー」を施し、新しい愛称も公募する。 常磐線は特急利用者の9割がいわき以南に集中。いわき以北は年間利用率も4割程度だという。来年度には常磐道(常磐富岡−山元IC間)が全通予定。マイカーや高速バスに負けない対応が求められそうだ。