横浜市交通局が市営地下鉄ブルーラインへの「急行」や「快速」運転の導入を本格的に検討することが4日、分かった。2012、13年度中に進め、14年度中の運行開始を目指す。市交通局運転課の山内義則課長は「利便性を向上させ、利用客の増加につなげたい」と話している。 同課によると、導入を検討しているのはブルーラインの全線。湘南台(藤沢市)―あざみ野(横浜市青葉区)で各駅停車では1時間7分かかるが、急行や快速の導入で12分間ほどの短縮を見込む。 ブルーラインは、同じ方向の電車が追い越せる待避駅が上永谷駅(港南区)と新羽駅(港北区)しかないため、これまで急行や快速の導入は難しかった。 しかし、利用者からの要望も相次ぎ、局として初めて、実現に乗り出す。市交通局の財政状況は厳しく、設備投資には多額の費用をかけられないため、ダイヤの工夫などで1時間に2本ぐらいの運行を目指すという。 ブルーラインは32