カナダの下院総選挙は2日、投開票され、与党・保守党が定数308の過半数となる167議席を得て勝利した。続投が決まったハーパー首相は勝利演説で「国民は強いカナダを選んだ」と述べ、経済成長重視の政策をさらに推し進める考えを示した。3期目で初めて過半数の支持を得て、長期政権に向けて強力な政権基盤を得た。5年ぶりの政権奪回を目指した自由党は43議席減の大敗を喫し、イグナティエフ党首も落選。1861年の
![カナダ総選挙、与党が過半数を獲得 ハーパー首相続投決まる - 日本経済新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0e3c5e614e8acdad43d69cde8f3e93836e869a85/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.nikkei.com%2F.resources%2Fk-components%2Frectangle.rev-d54ea30.png)
カナダの下院総選挙は2日、投開票され、与党・保守党が定数308の過半数となる167議席を得て勝利した。続投が決まったハーパー首相は勝利演説で「国民は強いカナダを選んだ」と述べ、経済成長重視の政策をさらに推し進める考えを示した。3期目で初めて過半数の支持を得て、長期政権に向けて強力な政権基盤を得た。5年ぶりの政権奪回を目指した自由党は43議席減の大敗を喫し、イグナティエフ党首も落選。1861年の
今月中旬に刊行する新刊『社会は絶えず夢を見ている』から「あとがき」を転載します。──「いつも「リスク社会」は可能性として語られてきた。ついに到来した「震災・津波・原発」の惨状を見据え、ありうべき克服を提起する強靱な思考」と、書籍の帯に記しました。連続講義の書籍化、第一弾です。 今、われわれは、日本人は、「夢」の中にいるかのようである。3・11の破局の後、すなわち二〇一一年三月十一日午後二時四十六分に東日本の太平洋岸を襲った震災と津波の後、さらにこれにひき続く福島第一原子力発電所の事故の後、私自身を含む多くの日本在住者は、まるで「夢」の中を生きているかのような感覚を覚えている。その夢は、覚醒以上の覚醒であり、破局以前の日常の方こそがむしろ、微温的なまどろみの中にあったことを、われわれに思い知らせる。 本書に収録した四つの講義はすべて、3・11の破局よりも前に行われたものである。しかし、私自身
吉良貴之〔きらたかゆき〕氏が語り始めた。 「トロッコ問題」について聞き及んだ人はどれくらいいるだろうか 新装なった高知市図書館「オーテピア」、最上階プラネタリウム横会場での、寒風に澄〔す〕んだ師走〔しわす〕ひと日の夕刻であった。「高知サイエンスカフェ」の講師は、東京の若き法哲学者である。 炭鉱の採掘現場でブレーキが壊れて暴走するトロッコが、線路の先の5人の鉱夫に向かっている。切り替え路線の向こうでは別な1人が線路上で作業中である。たまたま路線切替機の隣にいたあなたは、そのまま5人が轢〔ひ〕かれ死ぬのを見過ごすか、レバーを引き路線を切替えて、本来無関係な1人の死を引き起こすかの選択を迫られている。あなたはどうするのか?
米作家リディア・デイヴィスの長編。彼女はいぜんに『ほとんど記憶のない女』という短編集をだしていますが、今回は長編。とてもすばらしい小説でした。失恋した女性の心理が、錯綜や混乱も含めてきわめてリアルに描かれていて、読み進めるのが苦しくなってしまうほどだった。誰かを失い、相手の不在に耐えながら、その人はもういないという事実に自分を慣れさせていく「喪の作業」についての物語として読みました。人を失うとはまさにこのような経験なのだと納得する。訳者は岸本佐知子さん。 大切な誰かを失ったとき、われわれは果てのない思考の反復に陥る。愛する者の喪失によって、心は千々に乱れるほかない。相手のことを考え、相手の残した言葉を考え、なぜ彼/彼女は去ってしまったのだろうと理由を推測し、自分の落ち度を検証し、お互いの非を比較し、怒りや屈辱を感じ、不安と孤立感にさいなまれ、相手の美点をあらためておもい起こし、幸福だった瞬
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く