IT(情報技術)とマーケティング分野の米調査会社フォレスター・リサーチのシニア・アナリストであるジョナサン・ブラウン氏は今年8月と9月、「Thirteen Obstacles To Persona Success(ペルソナ導入を阻害する13の要因)」、「Design Persona Best Practices From Japan(日本におけるデザインペルソナのベストプラクティス)」と題した、マーケティング手法「ペルソナ」に関連する英文リポートを相次いで発表した。定量的・定性的なデータを基に架空の顧客像を構築するペルソナを、マーケティングに生かす企業は少しずつ増えている。こうした企業を調査してきたブラウン氏は「日本企業にはペルソナの構築・利用のプロセスで遊び心が足りない」と指摘する。 相次いでペルソナ関連のリポートを発表されました。執筆の狙いを教えてください。 ブラウン:ペルソナは2年前