予定している機能を実現するアプリが完成するだけでWebサービスが成り立つわけではありません。 運用の最中にパフォーマンスにまつわる問題が出てくる可能性があります。 それは突然大きなトラフィックがやってきたというような時だけではありません。 知識が無いうちですと、いざ運用に乗せてみるとずいぶんとサイトの読み込みが遅いといったケースが発生することもあります。 僕はいくつかのエロサイトを管理しているのですが、 その中に月間700万PVのアクセスをいただいている「サイトA」があります。 サイトAの場合、トラフィックもそこまで無かった当初からパフォーマンスに関する問題がいくつか発生し、 その都度調べては実践で試して対策をしてきました。また、できる限り少ないリソースでの運用を目指しています。 今回はWebアプリのパーフォマンスアップ作戦として、 サイトAでの運用経験からのいくつかの方針やTipsを紹介
KLab Advent Calendar 2011 「DSAS for Social を支える技術」の9日目です。 前回は php を動かしている Apache の手前にリバースプロキシを 置く必要性を解説しました。 今日は、 その前の php のプロセス数を絞る設定と合わせて、実際に Apache で 設定する方法を紹介します。 以降、 php を動かしている Apache の事をアプリサーバー、リバースプロキシ+ 静的ファイル配信を行っている Apache の事をプロキシサーバーと呼びます。 基本設定 まずは基本的な設定のおさらいです。 アプリサーバー 並列数を絞るには MaxClients を設定します。アプリがどれくらいの時間を CPUの処理で使って、どのくらいの時間を外部リソース待ちに使っているかにも よりますが、だいたいCPU数の1.5倍〜2倍くらいが適当だと思います。 Hyp
かれこれ一年ほど前に実施した実サービスでの apache のチューニングネタを思い出したように書いています。 以前いた部署では少ないサーバ台数で大量のリクエストを如何に処理しきるかってことに燃えていたので、静的コンテンツなどをブラウザに支障のない範囲で最大限にキャッシュさせ、サーバとネットワークの負荷を最小化させていました。 当時参考にした情報源は以下の3つでした。 どのようなレスポンスヘッダを返しておけばブラウザキャッシュを最大化できるかのテクニックがまとめられています。 ブラウザキャッシュとレスポンスヘッダ - murankの日記 Kazuho@Cybozu Labs: キャッシュの上手な使い方 [Studying HTTP] HTTP Status Code チューニングにおいて重要なのは自分自身での検証。というわけで自前で検証した結果と検証するために用意したプログラムを公開します。
YSlowの評価に対する改善シリーズ、その2です。mod_deflateを利用してHTTPレスポンスを圧縮させる方法はこちらから。 YSlow対策でmod_deflateを利用してHTTPレスポンスをgzip圧縮 前回で、総合ポイントが「F」だったサイトをレスポンス圧縮することで、総合ポイントを「D」にまで上げることができました。今回は、残りの「F」項目の中の「Add an Expires header」についての処理を行いたいと思います。 YSlowの公式サイトによると、「リッチサイトはCSSやらJSやら多くのファイルをロードするために、リクエスト回数も増えちゃうよね。でも変更が少ないファイルについてはExpiresヘッダを追加することで、ユーザにキャッシュさせ、リクエスト回数を減らすことができるよ(大雑把な意訳)」と、あります。つまり、Apache側でExpiresヘッダをレスポンスに
ざっくり概要 ピークで3000req / sec 毎分コンテンツ更新要求 コンテンツ更新の際は他所からデータをapi経由で受け取る コンテンツ更新にはTheSchwartzを使用 なコンテンツを色々してきたログ。 尚、ここに書く技術は大半が周囲のギークな方々にサポートしてもらったもので、僕自身が何かしたわけではない。残念すぎる。 構成 internet -> www(squid -> apache) -> app(memcached -> app) -> db フロントエンド wwwサーバがapacheとsquidを動かしている。apacheがリクエストを受け、squidのキャッシュが有ればそれを返し、無ければバックエンドのappサーバへproxy。 バックエンド appサーバがmemcachedとアプリを動かしている。 それぞれ冗長化してるけど、リクエスト数の割に台数は少ない。 技術があ
nginxやvarnishなどがアツいですが、Apacheもまだまだ実績や安定性から採用されていると思います。ここではデフォルトとは異なる値に変更するサーバ設定を中心に、パフォーマンス改善、安全性向上のためのApacheの設定を紹介します。 mpmの確認 > /path/to/bin/httpd -V Server version: Apache/2.2.19 (Unix) Server built: Jun 23 2011 17:13:13 Server's Module Magic Number: 20051115:28 Server loaded: APR 1.4.5, APR-Util 1.3.12 Compiled using: APR 1.4.5, APR-Util 1.3.12 Architecture: 64-bit Server MPM: Worker PreforkやW
Title : PHPのチューニングネタ 和訳的なメモ Posted on : 2006-11-25 Author : NKJG Category : Webメモ Permalink : PHPのチューニングネタ 和訳的なメモ Hatena Star : 本文 12のPHP最適化テクニック:phpspot開発日誌が参照にしている、12 PHP optimization tips - Alex Moskalyuk Blogからリンクされている、Ilia Alshanetsky (Ilia Alshanetsky - Talks)氏のPHP & Performance、PHPのチューニングの部分のみ読んだ、つもり。英語ダメなんで。 以下PHPのチューニングに関する部分のみのまとめ的なもの。私的なメモ。誤訳の可能性を考えると信頼はしないほうがよさげ。私以外の人は原文を読むべ
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