人工雪だるま「フロスト君」と開発者の工藤四郎さん=知多市朝倉町の料理店 愛知県知多市八幡新町1丁目で冷凍設備会社「知多冷熱サービス」を経営する工藤四郎(よつお)さん(58)が、暑い夏でも解けない人工雪だるまの製造機を開発した。雪だるまの試作品は、同市朝倉町の料理店「じろきん」の店先にマスコットとしてお目見えし、子どもたちの人気者になっている。 高さ50センチの雪だるまには、秘密がある。実は、雪の部分は、鉄製のガスボンベを二つ溶接したひょうたん型容器の表面を覆う厚さ5センチの霜。いわば張り付いた皮のような存在なのだ。工藤さんは、この雪だるまに、霜を意味する「フロスト君」という愛称を付けた。 雪だるまを支える台の中には、冷媒ガスを圧縮するコンプレッサーがあり、容器の中にマイナス25度のガスが充満する仕組みだ。このため、外気温が高くても解けて形が変わる心配がない。 宮崎県出身で、雪だるま