※この記事は全然入門記事ではないです。Javaなどのオブジェクト指向言語とRustをある程度理解している前提での記事です。あと、メモ程度に雑に書いています。 今回は抽象化がテーマです。オブジェクト指向の多態相当のことをRustでどうのように解決すればいいのでしょうか。個々の実装型の都合によらず、呼び出し側は統一的なインターフェイスで操作するケースはRustでもあるはずです。 オブジェクト指向言語の設計に慣れていると、Rustで設計するときにどうしたらいいかわからないことがあります。なぜならRustには継承がないからです…。まぁJavaと比べるとだいぶ違うので頭を切り替える必要があります。今回はそういう感じの記事です。 では、早速デザインパターンを題材にして考えてみましょう。 抽象化について 簡単なコマンドパターンから考えます。 ここでは単純に渡した文字列を標準出力するコマンドを考えます。以