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ブックマーク / atslavesecond.seesaa.net (4)

  • 雑記「物語は誰のものか」

    最近、サンデーはチェックしていなかったので四巻の中身は全て初読……だったわけだが。 「サブヒロインは世界と闘争する」 「変容する自己と他者」 前者の中身とほぼ同じ内容が、既に「物語として」過不足なく描写されていたことに驚きつつもややしょんぼり (´・ω・`) まあ相手は神だからしかたないな。 さておき、今回の巻に収録されている小坂ちひろ篇における「普通の人」の物語には、ギャルゲー・エロゲーの基構造についてある意味重要な示唆が含まれている――そう言えると思う。 前回の1.2.を受けて、次の疑問を提示してみる。 3.物語は誰の物か ギャルゲー及びエロゲーは通常、ヒロインの魅力に焦点をあてた作品としてまずつくられる。 しかし、それは全てのギャルゲー/エロゲーが「ヒロインの物語」であることを意味しない。 前回2.で述べたように、主人公側の救済/トラウマ解消/目的達成がヒロインのそれより優先される

  • 雑記「さくらファミリア注解3」

    祝(?)完結ということで。 前回までのエントリは以下に。 一巻: 二巻: 三巻: >P10「第一級犯はマテイ監獄にぶち込まれ……」 エノク書 - Wikipedia: エノク書によれば第五天「マテイ」はグリゴリたちの監獄とされる。 グリゴリ - Wikipedia: エグリゴリ、と書くと皆川亮二を思い出す僕や貴方はたぶんもう若くない。 >P21~22「ドミネ・クオ・ヴァディス」「エオ・ロマム・イテルム・クルキフィギ」 クォ・ヴァディス - Wikipedia: ドミネ・クォ・ヴァディス教会 - Wikipedia: 杉井はん……まんまやないかーい! というのはおいといて、新共同訳のヨハネによる福音書13-36では シモン・ペテロがイエスに言った。「主よ、どこへ行かれるのですか。」イエスが答えられた。「わたしの行く所に、あなたは今ついて来ることはできないが、後でついて来ることになる。」 と意

  • 雑記「さくらファミリア注解2」

    引き続き。前回のエントリはこちら。 二巻: >P10「復活祭だったから……」 復活祭 - Wikipedia: >P11「イースターエッグ探しも……」 イースターエッグ - Wikipedia: >P16「三位一体」「聖霊」 三位一体 - Wikipedia: 聖霊 - Wikipedia: >P25「息」「風」 「聖霊」の項参照のこと。 また、グノーシス主義ではプネウマ=霊は人間を構成する三要素のひとつとされた。 魂 - Wikipedia: >P26-28「たとえば……」 いささか暴走気味の説明ながら、ぶっちゃけ外部から今の視点で見れば所詮その程度の問題にすぎない、とも言える。勿論、教会権力をどの派閥が奪取するか、という問題でもあったと考えれば、論争に必死になってむしろ当然だったとも言えるだろう。 >P34「ナザレの大工め!」 イエス・キリスト - Wikipedia: マルコによる福

  • 雑記「さくらファミリア注解1」

    あくまで「のようなもの」ですが作ってみました。 ネタバレ全開でお送りしますので、未読の方はご理解の上、先にお進み下さい。 あくまでただの物好きが書いた文章なので、学問として嗜んでいる方からするとおいおい、という部分も沢山あろうかと思いますが、まあ気にせずに書きます。 以前も書きましたが、自分はどこの信者でもないので、今回とりあげる某世界宗教を誹謗も擁護もする気はありません。杉井氏の作品同様、あくまでネタとしてお楽しみ頂ければ幸いです。 ただ、元ネタを知らずにいるのもそれはそれで問題ありかと思うので――ということです。 そういうスタンスですので、教理論争などに参加する気は一切ありませんので悪しからず。 聖書の引用については、特に記載のない限り「新共同訳」から転載しています。 並行記事については「さくらファミリア!」の文中に出典が明記されているものについてはその部分を、複数のネタ元が考えられ

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