<テレビウォッチ>「マスクやガウンをつけ飛び回っている姿は、非常にパフォーマンス的な共感を呼ぶので利用されたのではないか」 新型インフルエンザの感染が沈静化しつつあるが、政府の水際対策に対し現役の検疫官からこんな批判が飛び出した。 「水際で、というのは当たり前のことだと思う。ただすり抜けるケースもあるので……」(司会のみの)と番組が取り上げた。 批判したのは木村盛世検疫官(厚生労働医系技官)。5月28日の参院予算委員会で開かれた新型インフルエンザについての集中審議に参考人として出席し、次のように述べた。 「N95マスクをつけてガウンをつけて飛び回っている姿は非常に国民に対しパフォーマンス的共感を呼ぶ。そういうことで利用されたのではないかと疑っています」 さらに現在の検疫体制縮小についても「現場としては今もたいして変わっていない。かなりの負担を強いられている状況です」と、不満をにじませた発言
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