北海道礼文島の船泊遺跡で見つかった人骨やDNAの分析結果から、推定し復元した縄文人女性の像(国立科学博物館提供) 北海道礼文島の縄文時代の遺跡で見つかった女性の人骨から、ゲノム(全遺伝情報)を高精度に解析することに成功したと、国立科学博物館などの研究チームが13日発表した。女性は茶色の瞳を持ち、肌の色は濃いめで、酒に強かったとみられるという。縄文人の起源や特徴の解明につながる成果で、論文が近く学術誌に掲載される。 解析したのは、約3800~3500年前(縄文時代後期)の船泊(ふなどまり)遺跡から出土した女性の人骨。奥歯の中に保存状態のいいDNAが残されており、現代人のDNAと同程度に解析できた。 遺伝子の特徴から、女性の肌はシミができやすく、耳あかに湿り気があり、髪の毛は細く縮れていたとみられる。船泊の縄文人は脂肪が多いアシカなどを食べていたとみられ、高脂肪食に適応した遺伝子変異も見つかっ
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