パレスチナ自治区ガザ地区を巡る戦乱が始まって2カ月以上が過ぎた。イスラエル軍はガザ地区南部の中心都市ハンユニスに侵攻。ガザ地区住民の8割にあたる180万人が家を追われ、難民と化している。イスラエルのネタニヤフ首相は侵攻前から、ガザ地区を実効支配するイスラム組織「ハマス」について「血に飢えた怪物を根絶やしにする準備はできている」と語ってきた。 だが、陸上自衛隊の近藤力也元1佐は「本当にそんなことが可能だろうか」と自問する。20年前に自身が経験したパレスチナの人々との交流が、「ハマスを根絶やしにはできない」という結論に導くからだ。近藤氏は「ましてやハマスはパレスチナを代表している訳ではない。ハマスを根絶やしにできたとしてもパレスチナ問題は解決しない」と憂いを強くする。
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