オイルショックから立ち直り、戦後生まれの世代が主役になって様々な文化が花開いた1980年代。当時の若者たちのライフスタイルには車という存在があり、国内メーカーから数多くの名車が誕生しました。 若者たちの人気を集めた1980年代のホンダ車をモチーフに、連作のジオラマを作ったのはモデラーのオムナオさん。作品について話をうかがいました。 物心ついた時からプラモデルが好きだった、というオムナオさん。就職や結婚で一時期離れていたものの、お子さんが小学生になった2000年代前半に復帰し、活動を本格化させました。 作るモデルは「自分が憧れて眺めていた1970年代~1980年代のカーモデルが中心です。若い頃の思い出や願望をジオラマにしています」とのこと。F1やラリーカーといった競技車両や、最近は1970年代のアメリカントラックに夢中だそうですが、作ったものはすべて「クルマのいる風景」にしているといいます。