FirefoxをWindows Serverベースのシンクライアント環境で使っている組織において、Firefoxを更新したりWindows Serverをリプレースしたりといったタイミング以降で、急にパフォーマンスが低下しだしたというお問い合わせを複数頂きました。調査の結果、それらの現象は同一の原因である可能性が高い事、同様の対策が有効に作用する事が分かりましたので、その際に得られた調査結果を知見としてご紹介します。 なお、本エントリで紹介する設定はすべてFirefox ESR52とFirefox ESR60向けの物です。 将来のバージョンのFirefoxでは有効でない可能性がありますので、ご注意下さい。 パフォーマンス低下の原因 お問い合わせを頂いた複数の事例において、サーバー全体のリソース状況を監視して頂いた所、業務の開始と共にメモリの消費量が右肩上がりに増大しており、退勤時刻になって