最初からモノクロフィルムを使って撮影する銀塩写真と違い、デジタルフォトはカラー画像からモノクローム(白黒/モノトーン)画像に変換して作り上げることが多い。ここでは、どのようにすれば印象的なモノクーム写真に仕上がるかを解説してゆこう。 モノクローム処理は複数の方法があることを知る デジタルフォトでは、モノクローム写真にしたい場合でも、カラーで撮影を行なう。これはカラー画像(RGBデータ・24bit)のほうが情報量が多く、階調や濃度をコントロールしやすいからだ。 もっとも単純な方法が、Photoshopの「イメージ」メニューの「モード」から「グレースケール」を選択する方法だ。これは24bitのカラー画像が8bitのグレースケールへと極端に情報が削ぎ落とされてしまうので使わない。 画像処理でモノクローム処理を行なう場合は、基本的にRGBデータのままでモノクローム画像に仕上げる。そうした方法のひと