中学校で虐められた後、高校、大学、社会人。 毎日毎日、死にたいと思っていた。 朝起きて、学校に行きたくない。死にたい。 会社に行きたくない。死にたい。 メールを送るのが億劫だ。死にたい。 仕事でポカをやってしまった。死にたい。 上司が嫌な奴だ。死にたい。 布団から出たくない。死にたい。 休日布団の中でスマホ見て終わってしまった。死にたい。 電車が満員だ。死にたい。 会社の帰りが遅かった。死にたい。 月曜だ。死にたい。 お風呂に入ると、死にたい死にたいと言いながらシャンプーをして、 朝ぼーっとしてるときも、トイレに入ってる時も、 ほぼ毎日死にたいなあと口にしてた。 もちろん死ぬ勇気なんかない。 「死にたい」と呟くことは、 もはや心に焼き付いたシミのようなもので 一生取れないんだろうと半ば諦めていた。 それでも、平凡な毎日は変わらず送れる程度には器用で、 サラリーマンを15年勤めた。 その間、