イタリアのベルルスコーニ首相が「予定より一年早く2013年までにイタリアの均衡財政を達成したい」と記者会見で発表しました。 金曜日のニューヨーク市場が反発したのはこれが直接の原因です。 なお欧州市場はニューヨークがなんとかしっかりした引け味で週末を迎えたことを確認する前に先週の取引を終えているので月曜日は急反発して始まる公算が高いです。 ベルルスコーニ首相の記者会見での発言と相前後して欧州中央銀行(ECB)は「イタリア国債を買う用意がある」と発言しています。これはイタリアが均衡財政実現を1年早めるというのと「交換条件」になっているのではないか?という見方をする市場関係者も居ます。 つまり野球で言うところの「エンドラン」です。 イタリア国債の残高はドイツ国債のそれよりも大きく、日本、米国に次いで世界3番目に大きな国債市場です。 したがって万が一イタリア国債が「溶ける」ようなことがあるといかに