機体ほぼ裏返しに=130度回転−全日空機急降下・運輸安全委 機体ほぼ裏返しに=130度回転−全日空機急降下・運輸安全委 那覇発羽田行きの全日本空輸機が6日夜、浜松市沖上空で急降下し客室乗務員2人がけがをしたトラブルで、機体が降下中、左側に最大約130度回転し、裏返しに近い状態になっていたことが28日、運輸安全委員会による同機の自動飛行記録装置のデータ分析で分かった。機首は下向きに最大35度傾いていた。 運輸安全委員会の後藤昇弘委員長が定例記者会見で明らかにし、「ほとんど背面飛行と言えるまでひっくり返った」と指摘した。 安全委によると、運航子会社エアーニッポンの副操縦士が操縦室と客室との間のドアの開閉スイッチと間違え、機首の左右の向きを変えるスイッチのつまみを左に2回回した。 これをきっかけに機体が左に傾き、機首が下向きになった。約1900メートル急降下する間、右の主翼が上になり、機体